永遠の眠り姫





  きみはいつまで寝ているの?


  寝顔が女の子みたいだね。


  女の子の私より可愛いんじゃない?




  「ジロちゃん!?」


  私は1時間目から姿を見せないジロちゃんを探した。
  鞄はあるのに、姿なし!
  いっつもどこか行っちゃうんだよね・・・
  でも、ジロちゃんは連絡くれるんだよね?


  ピロロロロ。

  「あっ携帯」

  
   "ー屋上にいるよ。"



  ほらね。あたしの彼氏は連絡入れてくれるんだ。

  私は次の授業をサボってジロちゃんのもとへ行く。
  

  

  屋上についた。ドアをあけると太陽が光ってる。
  この季節ちょっと肌寒いのに、ちょうど暖かい気温

 
  「わー暖かいーvジロちゃんどこー?」


  「あっだ・・・ココだよ。」


  「あっジロちゃんだーまたお昼寝?」


  「うん。もー眠いやぁ・・・膝枕して?」

  


  すごくすごく上目使いで可愛いジロちゃんにはかないません!
  もちろん膝枕をしてあげた。


  「あっジロちゃんもー寝てる・・・はやいなぁ」




  あぁ・・・ジロちゃんの寝顔すごく可愛い・・・女の子みたいだ。
  女の子のあたしより可愛いんじゃない!?
  どーしよ!ジロちゃん男から見ても絶対可愛いよ。



  ちょっとあせり気味のあたしですが・・・いちを彼女。





  3時間目の終わりのチャイムが鳴った。




  「あっジロちゃん起きて!次社会だよ!!」

  「の膝枕気持ちいんだもん」

  
  「そんな可愛い声ださないでよ!許したくなるじゃんかー」

  
  「許してー」

  
   ジロちゃんはあたしの膝をギューっと抱きしめていやいやと
   言いながら可愛いジロちゃん。でも今日の社会はのがせない。


  「ジロちゃーん。社会でたいんだぁ・・・だめ?」


  ちょっと上目使い。彼氏のジロちゃんから習いました。(日頃の観察で)


  「う・・・じゃぁ、いいよぉ。」


  「ありがとー!!!ジロちゃん大好き」


  「行こ?」


   手を差し伸べてくれるジロちゃん。
   

  「うん!」


  一緒に手をつないで歩いてると、後輩の子から嘘!
  みたいな声が・・・ちょっとあたしじゃだめ!?
  とか思っちゃうけど・・・。あんまり気にしてない。
  


  「ただいまー」「おっ二人仲良しで教室INかよ!」

  「うん、仲良しだもんね?」「当たり前だC−」


  私の席はジロちゃんの席から反対側ぐらいの位置
  あんまり見えないけど、隣の男子が見えるらしい。


  「おいおい芥川また寝てるぜ?」

  「なんか女の子っぽくね?」「それ。女子だったら惚れてるかも」
  
  「分かるわかる。あのクリクリの髪伸ばしたら可愛いよなー絶対」



  かすかに聞こえた男子の声・・・なんか、ジロちゃんは男子にも
  女子にも人気で・・・なんか居場所なくなっちゃいそー。



  また屋上に行って二人でお昼食べて5時間目をサボった。

  「(あーあ。またジロちゃん寝ちゃった)」
  

  「(あたしらまだキスしてないんだよね。)」
 
  
  あたしは衝動で、ジロちゃんにキスした。


  「ん!?ー?」

  「あっ!えっと・・・あの!!ご・・ごめん」


  「えへへ・・・に唇奪われちゃったC−。」

  
  「・・///」

  「大好き」

 
   抱きしめられた。ジロちゃんの体は暖かくって
   安心して、とってもたくましい感じの男の子。
   ジロちゃんからのキス。


  

  「んっ!!ジ・・・ジロちゃん///?」


  「俺の彼女だもん。」 「う・・・うん///」






 " あたしの彼氏は眠り姫のように永遠と何回でも眠り続けます。"

  
  "でも、白馬のお姫様のキスで目覚めます。"

  "そしてお姫様のキスで王子様になります。"


  "二人は結ばれました。  めでたしめでたし。 "


     ”きっと、ジロちゃんは今で言う、かっこかわいいだね。”




(2006.11.24)
皆様〜!!相互感謝です!!まとめ失礼です。
こんどはきちんと全員に渡せるようにしたいです...orz
へっぽこ小説ですが、よろしければもらってください。
それでは、最後まで見ていただき感謝です。
月の雫;湖島
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