「ひぃぃ……、た、助かったぁ…!」
ぺたん、とトイレに座りこむ(…汚いとか言わないの、そこ!!)
その瞬間、『チーム氷帝、アウト。マネは以外捕まったよ☆て事はがリーダーって分かっちゃったね☆』だなんて放送する榊先生の声が聞こえた。
31.Sスイッチ発動
「いっひ〜…最悪だよ榊せんせいふざけんじゃねーひっひっふー!」
肩で息を整えながらもポケットから携帯を取り出す。
すると、新着メールが58通。
おいふざけんなよ誰だよコレ気持ち悪ィとか思ってフォルダ選択画面を開くと、やっぱりそこには…
一般フォルダ
小学校の人
氷帝の友達(1)
その他ゴミ以下な野朗共(57)
やっぱりかよ!!!
その他ゴミ以下な野朗共のフォルダは開きたくない(っていうかもう生涯開かないと思う)ので氷帝の友達フォルダを開くことに。
from.腹黒魔王(←金儲けの事ばっか)
件名 おい
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本文
知ったと思うけど捕まった。プールサイド。
だけど今は3校の巣になった。(男臭ぇ)
助けに来い。
それが無理だったら宝取れ。
失敗したらころs
『ころs』!?!??!?!?!?( ; ロ)゚ ゚
え、なにコレなにコレなにコレ!?!?こわっ!こわっ!
「うー…これ…どっちにしろ警察んとこ行かなきゃ駄目じゃん…捕まりたくない…『ころs』はヤダ…」
携帯を洗面台に置き、窓を見ると外はもう真っ暗。(そこ突っ込んじゃいけない。これギャグ小説の特権だから。時空移動だから。)
どうせ突進すんなら…真夜中が良いよなー…こう、暗闇に紛れてシュッみたいな。
まだ…多分7時くらいかな。うーん…せめて12時過ぎ…チョタとか寝そうな時間帯だよね
じゃぁ…12時過ぎまで此処(便所)に居るの?冗談キツイよ。
ぶっちゃけお化けとか出てきそうっていうか「ちゃーん…あっそびっましょー…地獄の底でなァ!!!」的な物が出てきそうだしな、うん。
外に居よう。うん。なんか怖いし。
――そう思ってトイレを出ようと扉を開ける。
「あ」
「あっバタァァァンン!!!
扉を開けて1秒て閉めた。
え?何?見てないけど?え?え?宍戸亮とか見てないけど?え?え?何か?問題でも?え?え?ええE?
「おいー、。居るんだろ?」
「は只今居ません。ピーという発信音の後ご用件を「無理ある無理ある。」
「やぁ宍戸!俺ジョニー(裏声)」
「…」
「ジョニーっつってんだろ(裏声)」
「もう良いよ。やめろよ。激ダサだぜ?(聞いてて辛いぜ…)」
「うっせーなジョニるぞ」
不幸中の幸いか、どうやら敵は宍戸しか居ないらしい。
あたしは扉を力一杯押して、宍戸も力一杯押してて、あたしとしては超必死なんだけど宍戸は結構楽勝なんだろうな…
「う…ぐぐぐぐ…」
「おい、もう扉開くって。諦めろよー」
「し…宍戸は!そこまでして女子便入りたいのかよ!」
「そういう言い方やめろ」
「お母さんは悲しい…亮がこんな痴女に育っただなんて…」
「(何処から突っ込んで良いんだよコレ!?)」
「何がしたいの!?言ってごらんなさい!何プレイが希望なの!?!?!?」
「お前は俺に何を望んでいるのか分からないが俺はお前程変態じゃない事は確かだな。」
「こうなったら…秘儀!!!!」
ドアはもう3分の1位開いてる。宍戸の顔が3分の1見える。
この調子じゃぁ宍戸が女子便に突っ込んで来るのは時間の問題であろう…!!!!
私はシュッと一瞬でドアを押す事をやめてみた。
結果:宍戸がバランス崩して女子便に勢い良く入って来てコケた(その間に私は女子便の廊下に出て宍戸を女子便に閉じ込めた。)
「ひっひ〜!ザマー見ろ!良かったな!憧れの女子便突入だよ!」(Sスイッチオン)
「…おい」
「出して欲しいか!?そうか!?じゃぁねだってみろよ!『う…ひっく…出してぇ…出して下さぃ…うぅ』って!」
「なぁ、」
「ああーん!?聞こえないなぁ!?もっと大きい声で言ってミソ!」
「お前の携帯落ちてる(置いてある)ぞ。」
シュバッとジャージのポケットを摩る。
無い
ありもしない胸ポケットを探す
無い。
「うううっそおおおおお!?最悪!!」
「…見ちゃうぞー」
「見んな!絶対見るな!あ〜駄目駄目駄目!」
「うわ、お前未読メール57通あんじゃん」
「ちょっおまっ見るなっていったじゃんかハゲ!」
「あ〜、ブンブン…ジローたん…がっきゅん…おい、沢山来てんぞ〜、うわ、写メ付きだとォ!?」
「え?マジ?見せて!」
ウキウキしながらドアを開けて女子便に入り込む。(はいそこお前馬鹿とか言わない)
すると――うん、知ってたよ!でも誘惑に負けたんだよ――宍戸が待ち構えて居て
前から思いっきり抱き閉められた。
「捕まえた」
N E X T
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宍戸さん愛してる(笑)
ギャグハーなのに…宍戸さああああん!!