「テスト返却するぞ〜」
「「「え〜!」」」


初任務から1週間。なんとかまた学校に戻ってこれた私。クラスメイトの子は「さん大丈夫?また入院したんだよねー!?」と言って来ただけで深い詮索はしなかった。・・・ちょっと寂しい。これが私に科せられた罪なのね。およよ。
私の初任務のキャバッロネーネっちゅーのは、後から聞いたのだがすっごいマフィアだったらしい。いやいや、初任務でそんな危険なマフィアに送り込むヒキさんの神経が分からない・・・・・・嘘です嘘です!とにかく、報酬は凄かったらしい。ヒキさん暫くご機嫌だったからな・・・相当な額だったんだろうな・・・私にはこれっぽっちも分けてくれなかったけど。


〜」
「はい」


恐る恐る先生から答案用紙を受け取る。先生の顔色を伺っていると、ニカ!と笑って「、満点だ!」と声を張り上げた。
よ、良かったー!満点じゃなかったらまた脅されてた!わ、私ってばやれば出来る子なんだ。むこうの学校に居た時は毎日遊んでたから赤点常習犯だったけど。


「やっぱさんは凄いねー・・・!」
「流石って感じだな!」
「・・・・・・・・・チッ」


ぎええ!ボンゴレに話しかけられたー!スモーキンボムに舌打ちされたー!上手く交わせ、上手く!此処は人見知りチックに!


「あ、ありがとう・・・・・・」
「俺絶対赤点だよ・・・」
「あはは!俺もだぜ、ツナ!俺達一緒だな」
「10代目とてめーを一緒にすんじゃねぇ!」
「ははは!」
「はは、は・・・・・」


苦笑いしながらもそそくさと自分の席に帰ろうとすると、ぎゅっとセーターを掴まれる感覚。


「なぁ、俺に勉強教えてくんねー?このままじゃやべーんだよな」


何を言ってらっしゃるこの野球馬鹿!ボンゴレと関わりなんて持ちたくない!危険すぎる。危険度マックスだ。レベル1のキャタピーでミュウツーに挑むくら危険だ。


「あ、じゃあ俺も俺も!」
「なっ!?じゅ、10代目!10代目は俺が・・・!!」
「あ、じゃあさ。ツナは獄寺に教えて貰えよ。俺はさんに教えてもらうから」
「あー、・・・うん。そっちの方が効率は良いかも!」
「じゃあ、決定な!」
「勝手にしきってんじゃねーよ!アホ山本!」


なんだこれ!最早断れない雰囲気じゃないか!ゆ、勇気を出せ、


「あの、私・・・」
「あー、本当助かるぜー。さんきゅな」
「で、でも…」
「獄寺くん、よろしく」
「はい、10代目!山本の馬鹿とどっちが点数良くなるか楽しみですね!」
「おー、良いなぁソレ!競争すっか」
「だから私・・・」
「ええ゛・・・しょうがないなぁ」
「早速明日、空いてるか?」


、水没しました。