あの校内放送事件から3日経ちました。




何故かあれから男子テニス部の練習もなく、合宿の存在も忘れかけていた頃…それはおきました。














11.イメチェン













〜、起きろ〜」

「ん〜?……あ、。おはよ…」


いや、もうね。何故かが私の家に(しかも私の部屋に)居るのかとか突っ込みませんよ。

忍足事件で何か一線を超えられた様です!(輝)


、今日から合宿が始まりますよ〜♪」

「……!?」


ガバッと起き上がる私。

ちょっ!今なんて…!!


「あと1時間でバス出発♪アハハ、急げ〜☆」

「はっ!?何!?この少女マンガ的な展開!ってか私聞いてない!」

「うん、だって言ってないもん」

「…はぁ…もういっそ行かなくていいや。眠いしっ」

「そう?v…こんな事もあろうかと、スペシャルゲストを用意いたしました〜♪どうぞっ!」


がすっげぇニコニコしながら私の部屋のドアを開ける。

そして、そこから出て来たのは…





「ゆ、幸ちゃん?」

「ふふっ。おはよう、

の家に向かう途中、偶然会っちゃったんでね☆」


会っちゃったんでね☆じゃないよ…!

朝から何故私は2人の腹黒大魔王に会わにゃならんのですか!

第一私合宿の事聞いてないんだから…行く必要ない(っていうか眠い)(眠すぎる)


「いやいや、幸ちゃん連れてきたって私は合宿行かないよ!?だって今から用意したって間に合うわけないし…」

「ふ〜ん?じゃぁ、明日の朝日を拝めなくしようか?フフッ」

「…さっ!早く用意しなきゃ!幸ちゃん、合宿場でまたね☆」


引きつった笑みでニコリとすると、幸ちゃんはまた後でね、と笑って部屋を出て行った。

腹黒系黒魔術が一番怖い!(おっ、腹黒系黒魔術って語呂が良い!)

っていうか、合宿に幸ちゃんもいるんだよね…怖ッ


。荷造り手伝うわ。」

「…何を企んでる!?が私の為に面倒くさい荷造りを手伝ってくれるなんて……は私が困っているのを見て楽しむタイプだ…幸ちゃんと同じタイプなんだ…

チッ。じゃぁ単刀直入に言うわ。女装しなさい

「(舌打ちした!)…って、ちょっと待って!?私元から女ですけど…あれ?女だったっけ?」

「今回の合宿、青学と立海と氷帝の合同合宿なの」

「存じております」

「シャッターチャンスじゃない!がっぽがっぽ稼ぐわよ!」

「…あ、は、ハイ」

「氷帝と青学は私が受け持つ。そしてには立海を頼みたかったんだけど…あんた、断るでしょ?」

「モチ!打倒仁王、服従幸ちゃんなんで!」

「(服従…)だから、あなたは青学頼むわ。」

「うん、私は青学の人達を写真撮れば良いんでしょ?なんで女装……っつか、え?女装?」

!あんたは絶対青学に気に入られなきゃならない。気にいられれば、良い写真がきっと沢山撮れるわ!だから、あなたは女装…簡単に言えばイメチェンするの!」

「あ、イメチェンかー…最初からそう言ってくれれば良いのに!
 で、どんな風にイメチェンさ?」

「こうするの」


は鞄からゴムとすっごいダサい黒縁眼鏡を取り出した。

ゴムで私の髪を2つのみつあみに結って行き、私に眼鏡をかけさせると鏡を突き出した。


「うっわ…ダサい!激ダサじゃん!」


鏡に写った私は、いかにもヲタクでがり勉です!という顔をしていた。


「これで、私が合図したら眼鏡とみつあみをやめるの。ギャップ作戦よ!

「ほほう…!これでどんな男もイチコロ☆あっ、ごめん。気持ち悪かったって。睨まないで?
 でもコレ、面倒くさいんで…私普通に青学の人達と仲良くしたいし…」

「あっ!集合まで30分しかないよ!私の作戦に協力するなら荷造り手伝ってやるけどな〜?v」

くっ…!協力、します…」

「オーケー♪さっ急ぐか。ちなみに性格はおしとやか、清楚で。

「…素の私と正反対になれば良いと言ってくれればいいのに…。」




っていうか…幸ちゃん捕まえたのも、話長かったのも、こいつは確信犯だ!

わざと時間を……!!くっそ……


は立ち上がると、あなた私の家族でしたっけ?と聞きたくなるスピードで洋服を用意してたりしてました。

ちなみに母さんは?と聞くと、「ちゃんなら大丈夫ね♪」と言って旅行に言ったそうです。

確かに忍足よりは大丈夫だけど…!娘に黙って旅行って…





「OK!じゃぁ行くわよー」

「……」


なんとコイツ、10分で用意しやがりました

私はただ座ってただけです…何故だ!?


「何故って…のデータよ。」

「ちょっ!読心術禁止!…あ、噂のデータ…データには家の何処に何があるかまで書いてあるのか…恐ろしい」

「…♪さぁ、行くぞー」



























「ったく、何でマネがこねぇんだよ。俺様を舐めてんのか!なぁ?樺地」

「ウス」

「誰も先輩に合宿の日程教えなかったからじゃないですか?」

「日吉…本当か?なんなら今寝てるかもなー…」

「ったく…はともかく、何でまで来ねぇんだよ!激ダサだぜ!」

「宍戸さん、落ち着いてください!…先輩が来ないからイライラしてるんですか?
 先輩の事がそんなに好きなんですねーv

「長太郎!お前……あ、来た」


宍戸が長太郎に文句を言おうとした時、向こうからがやってきた。

は勿論あの真面目ファッションだ


「うーっす!みんなおはよー」

「おう!…、その格好なんだ?」

「真面目ファッション。私がプロデュースしたの。理由は聞くな

「…お、おう(怖くねぇか?くそくそ!)」

「も…萌えや…」

「あん?何だ忍足」

ちゃん!萌えやっ!」


ガバッ



「ちょっ!忍足ー!抱きつくなー!」

「俺のちゃん(先輩)に何してんの?」

「嫌やなぁ…鳳、ジロー…冗談…や、ハハハ…」

「とりあえず、バスに乗ったら?もう出発でしょ?」

「…、そ、そうだな…」

「ってか、ジロちゃんもチョタも抱きつくのやめて…?動けない。マジで」







こうして私の嵐の合同強化合宿は始まりました













N E X T










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こ…これは予想外の展開です(笑

イメチェンは書くつもりありませんでした(笑

優等生ファッションがレギュラー軍にヒットした模様です。

ヒロインは自分でダサいと言ってましたが、そんな事は全然ないです(笑)そしてこれもさんの計算…!笑