だから私は眠いんです。


と幸ちゃんに起こされて一時期は眠気吹っ飛んだけれど、やっぱ眠いんです


だから、バスの席は寝れる席を死守したいんです…!!







12.幕開け










「フハハハハハ!先手必勝!」


バスの扉が開いた途端、私は1番に乗り込んだ。

すばやく走って行き、1番後ろの席(5人掛けの)を見事ゲット!

そして、誰も隣に座れない様に自分は真ん中に座り、その隣に荷物を置く

…さぁ、かかってこい!レギュラー陣共が!ワシに倒せぬ敵はいねぇ!


「あ、vv俺と座るために席取っといてくれたんやな?俺はと一緒やったら何処でもええのに…v
 さては後ろでいちゃいちゃしようという魂胆…」



パリィン



来た…!第一軍は変態伊達眼鏡!

この席を死守する為、無言で奴の眼鏡を割ってやりました☆

するとアイツは目頭を抑えて去って行きました☆★

チャッチャラッチャチャー はレベルが1上がった!

さぁ次は誰だ…!



、こっち来いよ。俺様の隣はお前しか居ないだろ?なぁ、樺地?」

「(俺…は…?)ウス」←さりげなく嫉妬



第二軍は俺様ホクロ!

くっそ!ホクロ星から侵略に来やがった!



あなたの隣は泣き・ボクロちゃんがお似合いだと思います。さようなら」

「あぁん?誰だその外人は?…照れなくてもいいんだぜ?ホラ、こっ「あんまり思い上がってると合宿中のドリンクに毒入れんぞ?勿論連帯責任で」

「「「…」」」



この言葉に、バスに乗っていた忍足と若様と樺地がすっげぇ形相で跡部を睨みつける。

忍足なんかは、「はやる女なんや…!いつ殺されるか分からんで…?」とボソボソ言ってる(UZAI☆)



「いやん☆若様には入れないよ?寧ろぬれせんべいを入れてあげるvあっ、カバッジーには牛丼v」

「「勘弁してください」」

「(すげぇ!間一髪でハモった!!)」

「普通のドリンクでお願いします。変な物を入れたら…下克上だ!

「あぁん?下克上?誰に向けて言ってるのかな?(クスリ)ねぇ、樺地?v」

「……ウ、ス」



はい、跡部、カバッジー、若様撃沈☆

次は…!?




「なぁ、!トランプしようぜ!あっ、菓子も食おうぜ!何持ってきた?俺はポッキーとかじゃがりことか…!
 の菓子、見せてみそ?」



ちょっ!がっくん、そんなぴょんぴょん跳ねながら笑顔で言ってると…襲うよ?

マジ抱きしめたいんですが、やはり睡魔には勝てない…!



「がっくん…」

「ん?何だ?」

「愛してる」

「…OK…、じゃぁ、帰りのバスでやろうな!約束だぜ!」



ちょっ!がっくん素敵すぎる!

愛してるの一言で私の気持ちか伝わった様です(☆

がっくん、大好き!



「あの…、あの、…席、一緒に…座らねぇ…?」

「…宍戸…!!!」



ちょっと赤くなりながら、遠慮がちに言ってくる宍戸にトキメキポイントを1000あげたい!

やっべ…可愛い!可愛すぎ!鼻血でそう!マジで!

…宍戸なら、一緒に座っても良いかな…うん、何か今日の宍戸マジ可愛いし



「うん、一緒に座ろ「宍戸さん?」

「……長太郎…、」



腹黒犬登場




「宍戸さん?あれっ、何やってるんですかー?アハハ、まさか先輩の隣座ろうなんて誘ってませんよね?

「……考える訳、ねぇよ……ハァ

「宍戸…、帰りのバスでね…!」



肩を落として帰って行く宍戸…あ、今度名前で呼んでやろっとv

反応が絶対可愛い…!ハズ。



先輩…俺も座っちゃ駄目なんですか?」

「うっ…」



上目遣いは反則だと思います!

ちょっ!チョタが大きいチワワに見えてしょうがないんですが!



「チョタ…うん、チョタなら座っていいよ?うん、おいで、ホラ」

「本当ですか?えへへ…嬉しいな」



…!!!!

”えへへ嬉しいな”って!!!!!やっべ!萌えワードだ!

チョタを右側に座らせると、もう1匹犬がやってきた。



ちゃ〜ん…隣座ってもイイ?長太郎が居るのは邪魔だけど(ボソッ)

「ジロちゃん…!ウェエウェウェウェウェウェ ウェルカム!

「わ〜い!ありがとー」




あ…あれ?

なんかいつのまにか私の両隣に可愛らしい子犬達が…あれ?

当初の目的は何処行ったんだ…?

ま、いっかvv



「がっくん…なんや?この扱いの差は…俺なんて、無言で眼鏡割られたんやで?」

「知らねぇよ…、俺もと遊びたかった…!くそくそ!」

「俺様なんて毒薬入れるなんて脅されたんだぜ?…いや、あれは照れ隠しか…」

「それは無いと思います」

「あぁん?何だと?日吉。てめぇレギュラー落ちしてぇのか?」

「まぁ、あんた達はの萌えポイントを分かってないのよ。向日と宍戸は惜しかったわね。あっ、榊先生。隣座ってもいいですか?v

「はぁ……」

「宍戸先輩…元気出してくださいっス…」

「あ、樺地が喋った!なぁ侑士!樺地が喋った!」

「なんやねん、そのクララが立った的な感動は…」




…まぁ、奴等は無視しよう!



「ちなちゃ〜ん、俺、寝るね?合宿場に着いたらおこして?おやすみ……」

「あっ、ジロちゃん……ってもう寝てるよ…」



ジロちゃんは私の膝に頭を乗せ、3秒で寝始めた!

あ〜…相変わらず寝顔可愛いなーv写メ撮って待ちうけにしようv



先輩、合宿楽しみですねー」

「うん?そう?私は面倒臭いけどなぁ…」

「俺も面倒くさいですけど…今年は先輩が居るんで楽しみですv」

「チョタ…君は本当可愛いね…泣けてくるよっ!あー…でも立海と青学と合同か…ハァ」

「何か困ったら言ってくださいね?俺がなるだけサポートしますんで」

「(それってマネの台詞じゃ…?)うん、ありがとう。…チョタ、私寝て良いかな?今朝乱暴に起こされたもんで…」

「あ、どうぞどうぞ。写メ撮って待ち受けにしようとか考えてないんでv

「…もういいや、眠い!おやすみ」



――目を閉じると、すぐに眠気が襲ってきた。









「あ、」

「どうしたん?」

が鳳に…」

「「「あ」」」


全員の視線は、一番後ろの席のにあった。

が長太郎の肩に寄りかかって寝ているのだ。


「寝顔も可愛いなぁ…写メ撮ったろうかな」

「やめとけよ侑士。が気付いたら間違い無く瞬殺だぜ?

「俺はいつから長太郎に負け始めたんだろう…ハァ」

「宍戸先輩…元気…出してくださいッス」

「っていうか、あの3人絵になるなー!」

「あん?俺様との方が絵になるぜ?」

「そう?私には跡部がに殴られてる絵しか浮かばないんだけどねv」

「…」

「あ〜ホンマかわえぇ。岳人もそう思わんか?」

「…まぁ…、な」

「あんたら、の取り合いも程々にしなさいよ?ちゃんと合宿で練習しなかったらドリンクに猛毒入れてやるから。

「「「…」」」






「(先輩、寝顔可愛いな…本当に写メとっちゃおうっと。)」





















「ふぁあ…あ?」


あれからどん位寝たんだろう?

周りを見渡すと、みんな寝ている。

あの榊先生までも寝てる様だ。


「あ、。お目覚めね?大声出さないでね。シャッターチャンスだから。」

「…、写真撮ってるんだ…」

「当たり前でしょ?レギュラーの寝顔なんてそうそう撮れるモンじゃないわ。」

「うん。ま、そうだよね。チョタ寝顔可愛いな〜vv」

「…あ、もうそろそろ合宿場に着くみたいね。、此処を1歩出ればあなたは清純でおしとやかな子よ?
 あなたはであってで無くなるの!

「何か言ってる事分からなくなってきてるけど…了解!」

「今回の合宿、上手くいけば50万ずつ報酬入るから。頑張ってね?」

「(50万…!)うっす!」




私の天国は此処でいったん途切れ、

そして私の地獄は、此処を降りた時から始まりました。(ハァ










N E X T








←続きが読みたい!って方はクリックお願いします♪

あれ?何か今回の話いらんかった気が…!笑

あの、ヒロインを巡って席の取り合いと、ジロちゃんに膝枕とチョタの肩にもたれかかる事をかきたかったんす!

とんだ大失敗だ…orz