此処を降りたら、私はおしとやかで清純な子…!

此処を降りたら、忍足の眼鏡割ったり、跡部に毒舌はいたり、ジロちゃんやチョタに抱き着いてはいけない…!仁王も無視!








13.柳瀬 涼









「うっわー!でっけー!此処で合宿するのかー!」

「そりゃそうよ。三校も一緒だもん。この位大きくないと…入りきらないでしょ?」

「丸井君に会えるC〜!チョー楽しみ!ちゃんもいるしっ♪」

「あはは、私も楽しみですよ」

「「「(…?)」」」


ニコッと笑う私。

…ちょっ、私演技上手すぎ!

笑顔も完璧!?ウヒヒヒ!



「は、ちゃん?どっか頭でも打ったんか?」

「頭?打ってませんよ?」

「…風邪引いたか?」

「やだなぁ、跡部君。風邪なんて引くわけないじゃないですか」

…悩みがあるなら言ってみそ?」

「悩みなんてないですよ?」

「そんなに、合宿来るのが嫌だったのか…?」

「ふふふ、そんな事ないですよ?私、今日の合宿とても楽しみでしたもん。
 みんなに美味しいドリンク作りますからね♪

「「「…(さっきドリンクに毒入れるとか言ってた様な…)」」」


。」

「何ですか?ちゃん。」

「最高。その調子で」

「ふふっ。了解です」




「あかんわ・・・あかん。あんなやんわりと笑うちゃん…萌えや!

先輩・・・本当、どうしたんでしょう?いつもと違うみたいですけど…宍戸さんはどう思います?」

。」

「?」

と、何かあったんだろ。あんまり追求しない方が良いと思うぜ」

「って事は…あのちゃんには眼鏡割られなくてすむんや!

「っていうか、そんなに割られるなら掛けなくても別にいいだろー?」

「あかんな。がっくん。眼鏡は男のロマンやねん!

「……」



この調子で行けば、50万ゲットかな?(クヒヒ

この調子で行けば、青学の子達とラブラブパラダイスかな?(フハハ!


野朗共が私の事を何か話している間、私はそんな事を考えていた。

しばらくすると、榊先生から集合がかかり私達は宿舎の前に集合した。

そこには…



「お〜い越前!置いてくぞー」

「今行きますってば。」

「…っっっ!!!」



あああああ、あの、青学の皆さんと、立海が居た!

っひゃー!動いてる!リョーマが動いてる!うわーw

不二も!不二も幸ちゃんと何やら話し合って微笑みあってる(すごく怖い

ちょっっ!素敵だー!



「各学校のマネージャーは前に出てきて自己紹介する様に。」



何処からともなくそんな声が聞こえる。

私はに背中を押され(耳元で「ヘマすんなよ」って囁かれた)一緒に前に出て行く。

あれ?マネって私達だけ?…そういえば立海は居なかったよね。

そう思っていると、立海サイドから1人の女の子が出て来た。


「立海の合宿限定マネージャー、柳瀬涼(やなせ りょう)です。よろしくお願いしますね」

「…」


そういって彼女は微笑む。

みんな、呆気に取られる。

彼女は…美人だ。

長い黒髪、澄んだ瞳。身長は少し高めだけど、所謂モデル体系。

女の私でも見とれてしまう程、美しい。



「氷帝のマネージャーのです。よろしくお願いします。」


沈黙を破る様に、が自己紹介をする。

・・・そういえばも結構美人なんだよね…あ゛ー…私だけ凡人かよ



「同じく、氷帝のマネージャーのです。よろしくお願いします。」



お辞儀をして、顔を上げると目の前に居る立海の連中と目が合った。

幸ちゃんは二コッとしてくれ、仁王はニヤッと笑った(あー、今すぐ殴りたい♪

他の奴等は、口をぽかんと開いて私を凝視している。

ふはははは!残念だったな野朗共!私はであってではないのだよ!(あっパクッたわね by



「それでは、それぞれ自分の部屋に行き荷物を置いて、すぐテニスコートに集合。それでは逝ってよし!」



榊先生がそう言うと、ぞろぞろとみんな動き出す。



さん、さん、よろしくね」

「あー私の事は呼び捨てで構わないわ。で。」

「私も、呼び捨てで構わないです。よろしくお願いしますね」


そういってニコッ笑うと、何故か柳瀬さんは一瞬驚いた様な表情をし、頬を赤く染めた。

・・・……え、まさかそっちの気があるとか?(ヒィィ


「そう?じゃぁ私の事も呼び捨てで。頑張ろうね。じゃぁ、また後で」


そう言って微笑むと、彼女は急ぎ足で去って行った。



「美人な子ですよね」

「そうねー。ま、あんたも頑張りなさいよ?」

「はーい。頑張るかー!…あ、イヤ、が、頑張りますね」

「…キャラ壊すんじゃないわよ?」

「も、勿論です!」

「・・・部屋に行きましょ。」

「そうですね」


はそう言うと、宿舎の中へ入って行った。

私も慌ててその後を追おうとしたが…



「「「ー!」」」

「な、なぁ、お前どうしたんだよ!?」

「頭でも打ったんじゃないか…?」

「それは大変ですね。病院へ行きましょう」

「頭打った位で病院なんぞ…たるんどるっ!」

「俺があの時水かけたから…頭イカれちゃったんじゃ・・・!」

「なぁなぁ、!あん時菓子くれるって言ったろィ!?」

「ふふっ、。その姿よく似合うね」


一気に走ってきた、立海の連中。

いっぺんに言うな!聞き取れん!

いつもの私なら、そう叫んでいるところです…でも!



「あはは、皆さんお久しぶりです。お元気でしたか?」

「「「…」」」

「俺とは今朝ぶりだね、ふふ」

「そうですね、ふふっ」



あっ、私初めて幸ちゃんと微笑み合ってる!

軽く感動なんですけど!


「あ、じゃぁ私急ぐんで。皆さん、またあとで。」


そういって笑うと、私は急いでの跡を追って行った。



青学の人達と会えて、興奮してたんです。

動くキャラクターって素敵じゃないですか!?




だから…気付いてなかったんです。




立海の奴等が走って来た時、仁王が居なかった事。






そして…仁王と、涼ちゃんがこんな会話をしていた事。




「さっきと話してる時、赤くなっとったじゃろ。惚れたんか。」

「そっ…そんな訳ないでしょ?」

「上手くやれよ…さもないと、」

「分かってるわ!」

「…それなら良か。クク、俺を楽しませてくれるんじゃろうな?」

「勿論よ…」









N E X T









←続きが読みたい!って方はクリックお願いします♪


に・お・う・の計画発動ー♪(キモ

仁王と涼ちゃんは何か企んでおります。

涼…この人は、この合宿での重要人物っす。仁王もかな…(笑

次回から青学と絡ませるぞ!でも青学のキャラ分からんのでめちゃくちゃになるかも…(汗

次回で、事件起きます。(多分