いや無理無理無理無理。



あ、でもアイツ等馬鹿だからイケルかも!?




いや、でもやっぱ無理無理無理無理。






28.いや、何かみんなピンチじゃん。






「えっと、あの、様でございましょうか…?」







便器に跨って電話する私。


アレだ。朝便器に跨って新聞読んでるサラリーマンみたい まぁ、アレだ。


私1人ではどうもする事が出来ないので、に相談。みたいな?ね?







『ああ、。…ったく、涼の奴…ほんっと、馬鹿!』


「……(私が突き飛ばしたって事秘密にしよう)」


『このまま涼が捕まったままだったら私達糞不味い汁を飲まなきゃいけないのよ!?』


「ね、最悪だよねー!」


、あんたの責任でもあるでしょ!?


マジすみませんでした。







いや、でもさ?


あーしないと、きっとは今以上に怒るでしょ?


っていうか涼だから良いじゃん…(よくないよ…







『あんた、涼助けに行きなさいよ?今から30分以内に。


「えっ 何か今から30分以内に捕まる気がしてきた


『………』


「マジすみません。涼助けに行く!でもさ、行くなら夜とか…そん位が良くない?」


『あんたそれまでずっとトイレに閉じこもってられるの?』


あ、無理。


『……


「はい!」


『落ち合わせよう。私に良い作戦あるから。』


「(…なんかが優しいんですけど…!?)」


私マジで汁飲みたくないんだよね


「10種類だもんね…!」


マジで苦手なの。アレ。マジ無理無理無理。

 って事でさ……うーん、そうだなぁ…、今私が何処に居るか分かる?』


「うっわ、嫌な予感ぷんぷんするんだけど!って事で分かりません!


『あら、よく分かったわね。そうそう、更衣室に居んの。』


何も言ってないんすけど・・・ねぇ、もしかして更衣室って…」


『うん、プールの更衣室。立海と青学の陣地。


「・・・・・・捕まるよ?


大丈夫。







マジかよ…と思って、よーく耳を澄ましてみると



港の横 横浜 横須賀ー!!



って熱唱してるジャッカルと手塚の声。


ほんでもって「もっと腹に力を入れろ!」「此処はなぁ!クレッシェンドなんだよ!」とか言う他の皆様の叫び声。


・・・・何やってんの?







『此処まで、来て』


「いや無理。っていうかそんな怪しい歌声が聞こえる奴等のとこ行きたくない。」


私マジで汁飲みたくないんだよね


「・・・」


私マジで汁飲みたくないんだよね


「・・・」


私マジで汁飲みたくあーもう、分かったよ!


『ほんじゃぁ、30分以内に来て?なるべく早く、ね。プールの後ろから回り込めばバレないから。』


「了解!」


『あぁ、後……』


「…?」







の声が、突然聞こえなくなった。え、まじ何!?


どうしたんだろう、と思っていると、奴等の声が電話越しに聞こえてくる。







『ねぇ、幸村…』


『うん、俺も思ってた。』


『ちょっとみんな集合!』







…何だ?何だ?


次に聞こえて来たのは、乾のとんでもない発言。







『…そこに、氷帝のマネージャーの誰かが居る』


『やばい!!ちょっと切るわ!とりあえず早く来い!』


「っ!?」







そのまま、携帯はの声を拾う事もなくプー、プー、と切れてしまった。


ちょっと…ヤバイ、状況なんじゃ…!?


あれだよね、でも、が来いって言ってるんだから、多分大丈夫…だと思うんだけどなぁ…?


とりあえず、行ってみよう、うん。


私は便器から腰をあげて、立海と青学の陣地となってるプール(の更衣室)を目指した。


































「ね〜、本当にセンパイ居るんスかね?」


「うちの柳も言ってたし。居るんじゃね?」


「でも、あのがわざわざ涼と宝取りに来たとは思えないにゃー」


「フシュウウ…めんどくせぇ…」







私の数十メートル前で話こんでいる赤也とブン太と菊丸と海堂。


うわぁ、マジで居たよ。っていうか、何?この萌えグループ。


赤也とブン太と菊丸は良い!良い!そしてその1歩後ろを歩く海堂も美味しすぎる!くそおおおお!


いやでもぶっちゃけアレじゃん?みんな目がギラギラしてるんだけど。


いやでもぶっちゃけアレじゃん?今捕まっちゃヤバイって本能がさぁ、言ってるんだよね


話を聞いてみると、乾と柳が「近くに氷帝のマネージャーが居る」と言った訳で立海と青学のほぼ全員がこのプールの周りをうろついてるっぽい。


っていうか何か私がリーダーってバレてるっぽい。涼が話したっぽい。そしてその涼は今汁を飲まされて死んでるらしい。


涼は、渋々リーダーを私って話したらしくて、その後に陣地の場所を聞いたんだけれど話さないので汁を飲まされたっぽい。


・・・・褒めて良いのか怒っていいのか分からない…!!!







「あー、お菓子食いたい!」


「俺も食いたいー!」


「そういえば結局からお菓子貰ってねぇや…」


「え?何何?丸井先輩、からお菓子貰う約束したんスか?」


「おう。結構前から。」


「…」


「じゃぁさじゃぁさ!利子って事で俺等も貰おうよ!」


「あ、先輩それ良い考え!海堂先輩も貰いますよね!?」


うん


「じゃ、探そうぜぃ!」


「ほんじゃぁ向う行きましょ!」







・・・・・・・か、海堂が「うん」って言った気がするんだけど!?


え、アレ良いの!?良いの!?海堂って「そんなモン居るかよバーカハーゲ」みたいなキャラじゃないの!?


・・・・・・あぁ、そうか。ツンデレか。


あれが噂のツンデレなのか…っていうか、そういう事にして下さい。海堂のイメージズタボロだから。


っていうか、お菓子あげないからね!とくに青じそワカメ!自分のワカメでも食ってて下さい!


4人は「〜!出て来〜い!出てきたら頭撫でてやるぜぃ!」って言いながら私の居る場所と反対方向へと歩いて行く。


ブンブンって馬鹿だ!あんな台詞に釣られる訳ない!


あやうく出て行きそうになったじゃんかよ!(あれ?矛盾?



何だか、みんなそろそろ諦めて陣地戻ってきそうだよね。って事で、私はそろそろが待ってる(筈の)更衣室へ…うん、行きましょう!


くるりと後ろを向いて走り出そうとすると、そこには…







「…よっ」


、久しぶりじゃのう…」


「…私ハゲと白髪なんて知らない…知らない…見てない…見てない…」


「ハゲって…おい!コレ、実は微妙に生えてるんだよ!


「無視はいかんじゃろ…無視は。」







なんかちょっとピンチかもしれない。







N E X T









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「いつになったらオレ達登場するんやろ…」


ごめんなさい、あともうちょっとまってくださいおしたり。

なんかあの4人登場させた意味なかった。大して面白くなかったし(氏

うははー次はニオ君とジャッカルとの追いかけっこー

っていうか、誰かうちの子書いてもらえないかな(´・ω・`)涼くんでもさんでもさんでも忍足姉さんでも…!(無理