何か捕まっても良いきがしてきたけど



乾(+柳)汁飲むのはヤダな



そんでもってトイレで一晩過ごすのも切ねえええええ!



とか複雑な心境のです(乙女心は複雑なんです!













29.いやもう捕まるかもしれない














「おい、逃げなくて良いのかよ?」


「いや、逃げた所で後ろの詐欺師が怖そうだし


「じゃぁ大人しく捕まってくれるんか?」


無理ですね







にっこり、って効果音がつきそうな位綺麗に微笑んでみましたが、


後ろの詐欺師さんったらねっとりて効果音がつきそうな笑顔で返してくれました。







「ちょっ!ジャッカル私のジャージ掴まないでよ!甘えん坊の少年気取りかよ!」


「ママ〜!置いてかないで〜!…って、違う!」


「「おえっ」」


「ハモるな!」







私が逃げないようにか、しっかりとジャージの裾を掴むジャッカル。


いや、マジでキモいんだって。ちょびっと掴んでるんだよ!?どうせ掴むならガシッと掴めや!それもイヤだけどさ







「それよりジャッカル。見んしゃい。、黒い指輪しとる。リーダーの証じゃ。」


「本当だ!っしゃあ!これでバスに乗って帰れるぜ!」


「ちっ違うよ!?これ黒い油性ペンで書いたんですぅ!?」


「…無理あるだろ、…」


「ほぉ…よぉ書けとるのぅ…?」


「っ仁王!?」







私の手を取って、指を自分の顔に近づけてまじまじと見つめる仁王。


ぺろ、と唇を舐めたと思えば、黒いリングのついてる私の指をぺろりと舐め上げる。







「〜っっっ!!」


「なんじゃ、ペイントじゃなか。」


「変態!変態!セクハラ反対!」


「セクハラ…?ただペイントかどうか確かめてみただけじゃ。」


「だ〜〜っもう!離せ!離せ!」







腕をぶんぶん振って仁王から逃れ、思いっきり走り出す。


ジャッカルは目の前で起きた事を見て顔がまっかっか。


あっけに取られてたみたいで、すぐにジャージを掴んでた手を振り払う事が出来た。







「おいハゲ。何あっけに取られとるんじゃ?お前もやってほしいんか?」


「んな訳あるかっ!」


「なら良かよ。逃げた。追うぜよ」


「お、おう!」







後ろをちらりと見れば、全速力で追って来るジャッカルと仁王。


2人も真顔…っと思ったら、仁王にやけた!うわ!うわ!


ジャッカルに何か囁いたみたいで、それに反応して「うおおおおお!」とジャッカルが雄たけびを上げる。


何!?何?!







「ちょっ何!?追って来ないで!?」


「此処で逃がしたら幸村に怒られる。」


「何か仁王が私にセクハラして、ドキドキでした☆みたいな終わりで良いジャン!良いジャン!」


「その後立海に捕まってさらなるセクハラするってのはどうじゃ?…ジャッカルが。


「ちょっ!セクハラも嫌だけどジャッカルが。ってのがもっと嫌!


「お、俺かよ、し、しねえよ!したいけど!


「ちょっ!てめーらそれ以上セクハラ発言したらマジで警察行くからな!行くからな!」







そう叫びながらも勿論ダッシュですです!


マジで捕まっちゃいけない気がしてきました!


ってかさ!?これさ!?警察行っちゃ駄目!?警察行ったらこいつ等逮捕してくれませんかね!?


そ、それより息が…そろそろ、キツい!あいつ等も流石テニス部です。かなり差が縮まってます!


・・・そうだ!あの作戦!あの作戦が!







「仁王!ジャッカル!」


「んぁ!?」


「…?」


「これでも追って来たら、真田と幸ちゃんにさっきの事言ってやる!







さっきの事=指舐めた&ジャッカルセクハラ発言


これを言われたら…テニス部でどうなる事か?大体は想像つく筈!(フハハハハハ!







うん?俺がどうかした?


「よう。幸村。」


「っ幸ちゃんんんんんん!?!?


「幸村!やっぱりリーダーだったぜ。」


「まぁ、そうだろうね。」


「うっそ!?分かってたんだ!?あ、そうか、涼か!」


「うん。っていうか止まって?


「…っ!!!!」







何処からともなく幸ちゃん登場。


やばい。心臓止まるかと思ったね!?


本当、なんか違和感無く現れるだもん!やばいってやばいって!


極め付けには黒魔術ですか?何ですか?私を罵りたいのですか?!(違うと思います







「むぅ〜…居ないっすね…」


「何処に居るのでしょうか…?」


「もう…無理なんじゃないかなぁ…?」


「はい、タカさん。」


うおおおお!!出て来いこのやろおおお!


「って!発見!」


「わわ!本当だにゃ!捕まえろ〜!」


「あぁ、幸村。ようやく見つかったね」


「ふふ、案外早かったね♪」


「っもう!やだ!」







はいはい、偶然会っちゃいました☆


赤也君に不二君に海堂君にタカさん、そんでもって菊丸君に丸井君に柳生君に…って多いんじゃ糞ゥっ!


そうですか、神様は私を罵りたいのですね!!!ああもう好きにするが良い!



とかジョークかましちゃってるおちゃめなですが、本気でヤバイです。


真面目にそろそろ捕まると思います!(キャハ







N E X T







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「何や。ちゃん捕まりそうやんか。俺等の出番ほんまに無いんとちゃう?」


引っ込んでろおしたり(コラ

ふはは、話が短いとか言わない!そこ!ごめんなさい!(スライディング土下座/逝

あっはっは、管理人もこんなに早くにピンチになるとは思いませんでしたよっはっはっは(マジでどうしよう