ちょっと私テニプリ界に来て持久力上がったと思います!!


息が切れながらも必死で逃げる私の数メートル後ろを、奴等は優雅に会話なんてしながら追っかけて来ます。




・・・・マジで人類?






30.何で出来てる?










ー!好い加減捕まった方が良いよ!キツイでしょ〜!?」


はっ!ゼェゼェ余裕だもんねー!ゴホッ


「…あの子、まだ若いのに頑張るね」


「色々苦労してきたんだろぃ」


「可哀相に…「そう思うんだったら追っかけて来ないで。







もう何処のマラソン大会ですかコレ、みたいな感じでみんな私を追っかけてきてます。


うあああああもうヤケクソだこのやろおおおおお!とか思って全力ダッシュ!していると、マジで冗談にならない光景が。







「おっじゃまっじょド〜レミ〜♪」


「侑士キモい。」


「じゃじゃじゃっじゃまっこ・ド・レ・ミ〜♪」


「岳人〜イコイコ。マジで忍足キモいC〜」



「…………。」


「あ…れ?」


「あ、「「ちゃああああああああああん!」」


「っっマジで最悪じゃーー!!!!!」







数メートル先を歩いていた忍足とジロちゃんとがっくんが私目掛けて走ってくる。


そのあまりの速さに忍足がよだれ垂らしている様に一瞬見えた。







「あれ〜?何で不二とか丸井くんも居るの〜?」


「かくかくしかじかだ!」


「なるほどなぁ。まぁ、これは捕まえたモン勝ちって事でええよなぁ!?」


「オーケー!」


「ちょっガハッおめーら勝手にゴホッゴホッ話進めてんじゃ、ねぇーよ!私捕まらないもんね!」


「「何か可愛いな〜」」


「――っもう、こうなったら!!」







ほんわかした雰囲気の後ろの連中をよそに、私は急カーブをする。


現在地点⇒倉庫(涼が私を閉じ込めたところ)(すげーよ私。プールサイドから此処まで来たんだ!)


ってことは、氷帝の陣地のテニスコートもすぐ傍にあるって訳で…うん、此処は一か八かの賭けだ!氷帝の宝を取りに行こう!







「ねぇ…先輩が向かってる場所って…」


「テニスコート、じゃろうな」


「ふふ、宝でも取るつもりかな?」


「「何か可愛いな〜」」


「(ふん、勝手に言っとけ!)」







テニスコートにたどり着くと、吃驚した顔の氷帝メンバー。いや、そりゃそうだろうな。私が突っ込んできたって所で吃驚なのに、後ろになんか大量に居るもんな。


フェンスに立て掛けられてあったテニスラケットを本取り、宝(あれだよ。例のボール)目掛けて走りこんでいく。







「おい跡部!寝てねぇで起きろよ!」


「違いますよ宍戸さん!跡部さんはあの時みたいにきっと気を失ってるんです!」


「そうか……気を失っても尚君臨するのか跡部よ…


「勝手に俺を気失わせてんじゃねぇよ!おい、それよりを捕まえろ!」


ちゃ〜ん!捕まって!!」


「悪いジロちゃん!っうおらああああああ!!!!


「うわっ!?」







ラケットで宍戸を突き、チョタとジロちゃんを殴り、がっくんと跡部と忍足が良い感じに並んでいたので回転させて思いっきり投げてみた。


すると3人…っていか、まずがっくんのお腹にクリーンヒットし…がっくんが忍足までとんでいき、忍足が跡部にまで飛んでって3人とも倒れた。どんだけ私力強いんだ。


こうして陣地にいたメンバーは全て倒した!(いえーい!)案外あっけないぜ!


……って、アレ?立海+青学は…どうして居ないんだろう?今更になって気になったので、後ろを向いてテニスコートの入り口を見てみる…と、そこには。







「…マジ半端なくキモいよ君達。


「だってさ、ルールに確か『陣地にはお互い入り込めない』ってあったしよ…」


「いや、だからって待ち構えかた、他にもあるでしょ。」


「ぐちゃぐちゃに並んだら混乱するだろ。」


「…でもわざわざ一列に整列しなくても良いと思うよ。私は。







そうなのだ。幸ちゃんを先頭にして1列に並んでいるのだ。キモいったらありゃしない。


ほら、普通数名列からはみ出てる奴って居るもんじゃん?でも彼等の場合、本当きっちり並んでいるのだ。恐るべし、幸ちゃんパワー!(ってかある意味アイツ等馬鹿?)


私は再び前を見ると、宝の方へを歩いていく。途中跡部とかの屍を踏み潰しながら。


そして、本日2個目の宝――氷帝の宝をゲットした!(そして何故かゲットした瞬間湧き上がる拍手。


ふふん、アイツ等はきっと私がまた出口に戻ってくるとでも思ってるんだろう!


でもなぁ、出口は1つじゃないんだよ!ふはははは!


私はにやりと笑うと、奴等と反対側のフェンスを登り始めた。







「あっ…おい、幸村…」


「仁王、丸井、タカさん!あっちに周って!他の奴等はテニスコートを囲んで!」


「ふふん!させるかぁっ!幸ちゃんマジすんません!







みんなが動き始める前に、幸ちゃん目掛けてテニスラケットを投げる。


そしたらそりゃぁ凄かった!例えるのならば人間ドミノ!


なんまいだー!


みんなが倒れていく間に、私はフェンスを登り超える。







「みっなさーんwアッデュー♪幸ちゃんマジすんません!


「……っ、…覚えときなよ、ふふふ…」


「……っ!」







幸ちゃんにメテオをかけられる前に、私はトイレへと走り出した。(…なんか終わり方格好悪っ!)









N E X T







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あー…まじ適当ですみませんorz

てっか後ろに親が!親が居るんすよ!時間が無い!後日つけたししまっせ!