ギャフッ伊達眼鏡素敵だわ!
3.尻軽男は宇宙の敵
「やっほ♪俺な、忍足侑士て言うねん。よろしくなぁ〜」
「おっけ!忍足君ね(眼鏡〜)」
「侑士でええでvその代わりちゃんって呼んでもええ?」
「もちっ!」
あ〜素敵だよ、格好良いよ。これを美形って言うんだね!ヒャハッ!
「ちゃんホンマかわええなvV俺と付き合わん?」
キャー!
クラスの女子が、喚く。
そりゃそうだよね。ファンクラブもある程コイツは格好良い。
「勘弁してください。尻軽男は世界の敵です」(え?
「え〜ヒドイ。オレはちゃん一筋や!」
「尻軽男は宇宙の敵です」(ランクアップしてる
「オレ、以外に軽くないで!?」
あ〜もう、しつけぇな
あたしは尻軽男が大嫌いです。納豆とバナナの組み合わせより嫌い
忍足ってこういうキャラでしたか!?格好良いけど激しくウザい
「なぁなぁ、駄目?」
「…ぃ」
「ん?」
「しつけぇんだよ!変態伊達眼鏡!
あのね、いくら格好良いって言ってもね、女の子みんながみんなあんたの事好きになるっていう訳じゃないんだよ?分かりまちゅ?
あ〜もう、本当たるんどる!」
また、やってしまった………教室は呆気にとられて静まりかえっている。
やばいよ、コレ。絶対嫌われる……(ていうか「たるんどる」って…
「…っぶ」
「…(ブタ!?)」
「ブヒャヒャヒャヒャヒャ!自分、面白いなぁ!気に入ったわ、ちゃん!」
「へ?」
よく分かんないけどあの忍足が笑ってるよー!w素敵だ!私よくやった!嬉しいな♪げへげへ(単純
「おい、」
「……ぁ、」
忘れてた。私の席の後ろ跡部だったんだ。
「今朝はごくろうだったなぁ?あーん?」
「(何がごくろうなんだろ…)あ、どうも。ていうか跡部って以外に存在感薄いね」
「なっ…!てめぇイイ度胸してんじゃねーか」
「(ちゃんホンマ凄いわぁ…跡部にこんな事いう女の子初めて見た)」
「あー五月蝿い五月蝿い。ホクロナルシストめ!略してホクシスト!」
「……イイ度胸じゃねぇか」
「っていうかあんたさっきから”いい度胸じゃねーか”しか言ってないよ?プッ」
「…」
キヒヒヒw跡部の奴、黙り込んでこっち睨んでるよw
ちょっと怖い
もーそんな見つめないでよ☆照れちゃうわvV
「起立!きょうつけ!礼!」
「ありがとうございました〜」
1限目終了。疲れた…さすが金持ち学校。頭のレベルも相当だ…!
「さん、ちょっといいかな?」
「ハイ?」
私に話しかけてきた、背が高めで優秀そうな顔をした子。
髪には少しウェーブがかかっていて、美人と言えば美人、普通といえば普通、そんな子。
「ほんのちょっとだから。ね?」
「(ヒィッ)う、うん、勿論だよ」
その子が笑った瞬間、黒いオーラが出たのはきのせい!?
絶対この子幸ちゃんと同じ部類だよ…!
その子と一緒に廊下に出ると、私の腕をおもいっきり掴みこう言った。
「さん、私と手を組まない?v」
「へ?」
「この学校の男子テニス部。少しは知ってるでしょ?」
「…イケメンばっかり集まった部活?」
「そうそう。それでね、この学校、私とさん以外の女子は全員テニス部のファンクラブに入ってるの。」
「うそっ!私とあなた以外!?」
「そうよ。それでね、私はファンクラブの長と手を組んでるの。」
「(長…)どーいう意味?」
「私は男子テニス部のマネージャー。それでね、メンバーの隠し撮りや、会話や情報をファンクラブに回してるの」
「(恐ろしいな…この子。)」
「でもね、最近人手が足りなくて…そりゃそうよね、私一人で全てやっているんだもん……そ・こ・で!誰のファンでもないさんと手を組みたいの!」
「協力して って事?」
「そうよ。」
「ヤダ。面倒くさい。何か私にもマネになってって言われそうだし」(即答
「30万」
「Why?」
「私と組めば、月々30万は報酬が回ってくるわ。」
「やります」(即答
「本当?良かったわ。んじゃぁこの入部届けに記入しといてね、顧問の先生にはもう話してあるから」
ちょっと待って!
後から考えてみると、私凄い得した事してるよね!!!!
テニス部=ホクシストとしつこい伊達眼鏡
マネージャー=こき使われる
っていうイメージしかなかったけど、よく考えてみればテニプリキャラを間近で見られるんだ!!!
(ジローちゃんの寝顔も見放題)
しかも30万も入る!私って本当運いいなぁ♪ふふ☆
この時、私は知らなかった…マネージャーとしての力量を測るための試練が
あんなにも辛くて残酷でちょっと楽しくて悲惨だった事を…
N E X T
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マネージャーとしての試練…これは、言っちゃえばよくあるネタ?です笑
さん。頑張れ〜(遠い目