合宿から2日後。なんか学校の方も休みで久しぶりに休日をエンジョイ☆してました。
で。今日からまた学校な訳でありまして、学校に行かなければならない訳でありまして。
まさかこんな事が起きるとか思ってもいませんでした。
34.パニック☆パニック
『…ちゃっ……ア、アッ……んっ……アーン?』
「んだ、アラームちくしょー…もう朝?」
忍足に作らせたジローちゃんと跡部のコラボレーション喘ぎアラームで元気に目覚めるあたし。
(↑最初忍足の声を入れられて本当キレそうになった。)
携帯のアラームを切って……もう1度ぱかんと閉めて……………えっ!?あたしの手、縮んでない!?
え、なに、なに!?明らかに手が、縮んでるよね!?これ!!
「あたし…ちぢむワカメの呪いでも受けたっけ……」
…なんか、声もおかしい。いつもより高い気がする。風邪?あぁ、きっと風邪なのかもしれない。
自分の額に手を当てると…………えっ!?ほっぺ、柔らか過ぎじゃない!?
ぷにぷにぷにぷにぷにプリッぷにぷに………えっ!?
ちょ、怖!!何コレ!!!
そう慌てるあたしの目の前に、懐かしい姿がいきなり現れる。
「シャラランラ」
「るっ……ルンルゥゥゥゥゥッゥゥゥゥォェッゥゥゥゥゥん!!!!?」
忘れた人は第一話「こんにちわ さようなら」を見てみよう☆(キャハ昔の文はずかし☆)
ニコニコと笑って「やっほー、」なんて笑ってるルンルン。何故、此処に!
「ルンルン!?なんで此処にいゆの!?って、いゆのって何だ!ろれつ、回らないよルンルン!」
「うん、だって今の自分の姿見てごらんよv」
ポンッ、と掌から現れる鏡。すげえええええええええええええ!!!!
そしてその鏡に映るあたし。・・・・誰?
目の前に映るのは、真っ白な肌。頬っぺたが柔らかそうで、目が驚く程くりん、としていて、睫も長くて、短い黒髪で少しウェーブの掛かっためちゃくちゃ可愛い女の子。
確かこの子、アルバムで見た事ある気がするんだけど…って、あたし、どうしてこんなのに!?
「うん、その暇でさぁ…幼児化☆とか?やってみちゃった☆てへ」
「てへ、じゃないよう、ルンルン!ていうことは、この子、あたしがちいちゃい頃の!?」
「うん。そうそう。ちょー可愛くない!?」
「うん可愛い。…でもルンルン、何で急にようじかなの?」
「最初はね、顔はそのままでマッチョとかにして遊んでたんだけどさぁ…思ったよりグロくて?」
「……。もういいよ、てゆか戻して!学校行けないじゃん」
「え、無理。」
「は!?」
「うん、ちょっと戻し方分かんない☆」
「待って、待って!それこまゆよ!…あっ!またろれちゅ周らな…ろれちゅ!?うわああああ!」
「いいじゃんv戻し方分かるまでその格好で学校行ってきなよvよく考えれば美味しい設定じゃん!」
「お、おいしいせってい…」
か、考えてみれば……美味しい設定なのかもしれない!!!
だってだって幼児化の夢小説ではみんなめちゃめちゃ優しくて格好いい!!
こう、抱っこしてくれたり…手繋いでくれたり…頭撫でてくれたり…最高じゃねぇのぉぉ!?
「いや…でもさルンルン。美味しいせっていだけど、いつ元のすがたにもどれるの…ってルンルン居ないし!!にげたなこのやろー!ちょっと、はずかしいじゃん!これ!」
ルンルンときたら、いつの間にか姿を消しやがってた。このやろー!
しょうがない。この美味しい設定を楽しませてもらうとしよう!
…ていうか、今あたしが着てる服はすっごいダボダボなパジャマな訳ですが…何を着たらいいんだか。
もうさ、こういう美味しい設定ならせめて服を用意してほしいというかね!
…そんな事をもんもんと考えていると、最悪のタイミングであの方がいらしゃった。
「ー。久しぶりに一緒に行こうよー」
・・・・・幸、ちゃん!?
N E X T
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